KKD vs ANALYSIS

昨日までの研修の題材として、
架空の食品会社の自販機事業を
拡大するというお題がありました。

自販機とは、缶ジュースや
ペットボトルを販売している、
あの自販機です。

自販機を設置する場所は重要ですよね。

何でもないところにおいても、
そりゃ売れません。

このお話の中では、自販機を
設置する場所を決めた理由が、
担当者の勘と経験と度胸だというのです。

あそこの大通りは売れる。

この辺はサラリーマンがいっぱいだから
缶コーヒーだ。

ここはOLだから紅茶がいい。

学生街だから炭酸飲料が売れているんだ。

といった、ある種の職人芸を持って
自販機を配置しているというんですね。

この話を聞いていて、最近読んでいる本
「マネーボール」を思い出しました。

「マネーボール」は、昨年映画化されて
大ヒットしました。
ブラッド ピットが主演です。
私は劇場で大感動して、その後DVDで
いったい何度観たことか!

この「マネーボール」では、アスレチックス
という貧乏球団のジェネラルマネージャ
ビリー ビーン (ブラッド ピット)が、
新しい価値観でチーム作りに奮闘しています。

メジャーリーグの球界全体が閉じられた
価値観で運営されており、

顔が不細工だとか、

投げ方が変だとか、

彼女がブスだとか、

スイングが素晴らしいとか、

いったような、主観的で根拠のない理由に
よって野球選手の価値が決められていることに
疑問を持ち、データを用いて、客観的な分析により
選手を再評価し、世間で役立たずと思われている
選手を組み合わせていき、チームを作ります。

当然、昔から選手を評価してきた
スカウトたちは、

「あいつのやっていることはおかしい」

「そんなので選手が評価できるわけがない」

「野球チームはパソコンで作るもんじゃない」

といって、猛反対します。

実際、新しい価値観で作られたビリーの
チームは勝ちまくっていて、結果を
だしているのですが、それでも古い人たちには
受け入れられないんですね。

1敗しただけでも、「あの戦略は間違っている」
と声高に言われます。

このように、野球という古い価値観が
はびこっている、閉じられた世界に、
新しい価値観で風穴を空けようとして、
世界と奮闘する様がこの著書「マネーボール」
には描かれています。

今回の研修、これとすごく似ているなと。

担当者の勘と経験と度胸 (KKD)で
「ここだー!」と決めて自販機を
設置して、データも見ないであそこは
売れているだの売れていないだの
言っているわけですから。

その事業を拡大するために、
現状分析をし、データを付け合わせ、
どうしていけばよいか考える。

研修はそんな題材でした。

これって、この題材や、
先の「マネーボール」に限ったことじゃ
ないです。

我々が普段生活している中でも
直面しています。

過去の習慣、風習、考え方、価値観、・・・
そういったものをベースに生活が
営まれていること。

本当にそうなのかな?
ちゃんと客観的に確かめた?
そのデータには、意味があるの?

仕事では普通こうやって分析していきますが、
自分の生活は案外分析したり見直したり
していないのではないでしょうか。

つまり、生活はずっと変わらないということ。

何かやりたいことがあったとして、
今の調子でいくと、いつになったら
実現するでしょうか?

普通に1日を過ごしていたら、
だいたい主観的に物事を捉えています。

目一杯1日を過ごして、
楽しかった、しんどかった、
がんばった、つまらなかった、・・・
といってその日を終わって行きます。

こういう日が続くと、あっという間に
1週間、1ヶ月が経ってしまいます。

そうしたときに、自分がやってきたことが
残ってなかったら、分析したり見直したり
することはできません。

客観的にみて、やったことはやった、
やってないことは、やってない。

自分の1日1日を大切にして、そうやって
見直す時間を取ってみることで、
よりよい明日を作り出すことができます。

考えるまでもなく当たり前のことなのですが、
日常の忙しさにかまけて、立ち止まって
見返す時間が取れていない、といったことは
ありませんか?

ぜひ、自分のことを見直す時間を取って
みてはいかがでしょうか。

1日のうちに、自分の1日を振り返る
時間を持つこと。

とても贅沢な時間の使い方ですよ。

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